コーチング入門


■コーチングの種類にはパーソナルコーチング、エグゼクティブコーチング、社内コーチングの3つがある。
■Teachingは教え込むのに対し、Coachingは能力の可能性や心理的なやる気を引き出す事を目的とする。
■信頼関係(ラポール)を築くのが必須で、作るのには一歩一歩時間がかかるが、崩れる時はあっと言う間だという事を心得なければならない。
■単純なコマンディングでは無く、主体性を引き出す為に任せると言う意味でのデレゲーションが必要不可欠。
■目標とのギャップ(=問題)を埋める為には①能力を高める、②やる気を高める、③やり方を変えるの3つの手法がある。
■能力を高める為には、個性を無視した画一的なTeachingよりも、個別指導であるCoachingの方が有効。
■「聴く力こそが人間力」、「聴く力は人徳に比例する」
■傾聴する時は向かい合うよりも、ハの字や90°で座ったりして環境にも気を使うべき。
■質問と詰問は違う。引き出す為には、答え易い様に人ではなく”事”に対して聴く。
■質問法には7種類がある。オープンで答えてもらう方法。クローズドでYes/No、選択肢、数字で答えてもらう方法。また念押しや意思確認の為にYesを引き出したい場合、敢えてNoと答えさせたい場合。質問の仕方では強制が依頼の表現になる。事実や意見を聴きたい場合でも分かれる。
■漠然と質問するよりも、具体的に3つ答えさせる”リスト3の質問”なども効果がある。またこれは先入観にとらわれたりしないように、選択肢、他の条件、可能性を拡げる助けもする。
■答え易い質問から(選択肢、数値化)、質問は短く。
■ヒーローインタビュー形式で、成功体験を蘇らせ、成功法を再確認させ、やる気を引き出す。
■ダイヤモンドに磨きがかけられるのはダイヤモンドだけ。
■Input=聴く、観察能力、(引き出す)、Output=伝える
■美点凝視の精神で相手を尊敬する事。
■お世辞は無実で、褒めるのは事実。褒める為には事実、細かい事実、タイミング良く、心を込めて、相手に合わせて伝えると効果的。
■GROWモデル=Goals+Reality+Resource+Options+Willであり、システマチックなコーチングをするアプローチ法である。
■目標設定法には、ベビーステップ、ストレッチ、ジャイアントリープがある。ジャイアントリープは限界の枠を超える手助けになる時もあり、今までの常識を破る効果もあるが、劇薬なので相手を見て決める必要がある。
■現代の経営資源とは、人・モノ・金・情報・時間の5つと言われる。
■1日は7.5時間、1週間は37.5時間~、1ヶ月は150時間~、四半期は450時間~、半期は900時間~、1年は1,800時間~などと、具体的な時間を意識する。(平均的な労働時間は1年2,000時間)
■選択肢の創造の質問の為には、過去ベスト、未トライ、既存新アレンジ、他者事例、視点変更・逆転、ワンモア、イフ達人などがある。
■一方的に喋るのは防御の反応であり、自分のペースを貫きたい行動で、ペースを変える為には沈黙と言う手もある。